上杉アイクの机上で空論

独特の感性で森羅万象を考えます

エヴァと使徒のナンバリング:1

 新劇場版に登場するエヴァ使徒には、なぜか欠番があります。「14年もあるのだから、『破』→『Q』の間に殲滅された」と考えさせてくれないのがエヴァンゲリオンというものなので、実際問題、欠番はどう解釈すればよいのでしょう?

零号機:プロトタイプ。修復の為の追加予算がおりなかった。
初号機:テストタイプ。初号機の覚醒があくまでゲンドウ側の計画だったのは間違いありません。
弐号機:正真正銘、正式タイプの本物のエヴァンゲリオン
3号機:北米ネルフ所属だったが、4号機の消滅事故の後日本に押し付けられた。
4号機:稼働時間問題を解決するための新型内臓主機のテストベッドだった。らしい。消滅?冬月が「何があっても不思議ではない、だが」と言った後すぐに、リョウジが「本当に事故なのか?」とつぶやいているので、ゲンドウと冬月のみ真相を知っている可能性がかなり高いと思います。それにしてもリョウジよ、スパイ活動中に、しかもコードいっぱいのコンピューター部屋でタバコ吸うなよ。
問題はコードが「EVANGELION Mark.04」と銘打たれているネーメジスシリーズ。ナンバリングが6より前なので、Mark.6みたいな不思議な力を使っているかは微妙です。明らかに普通のエヴァより柔軟な運用ができそうなので、「ゼーレ側の秘密兵器」という趣が強いと思われます。そうなると「稼働時間問題を解決するための新型内臓主機」が完成→あまりにも便利なのでネーメジスシリーズに技術を流用(が確定)→故意に消滅、と考えるのが順当です。
5号機:リョウジ曰く「急造品」。義手パーツの事も考えると、元々「マルドゥック計画」の為に必要→第3使徒暴走→義手パーツをつけて殲滅→ゲンドウの計画で自爆。という流れだと思います。また4号機の技術の流用→Mark.04の発想だと・・・
7号機:大破した2号機に「義手パーツ」が付いた←5号機の技術を流用という事は、「Q」での2号機は、名前こそ「2号機」ですが、2+5でエヴァのナンバリング上「7号機」として扱われているのではないでしょうか。この考えを補足するのが、「Q」で獣化形態に移行する時のコードの「トリプルセブン」です。初めはパチンコとのタイアップかと思いましたが(その一面はあるとは思いますが)、「破」と比べて尻尾などのパーツが追加されているのと、「破」でのコードが「ザ・ビースト」→「666(聖書に書かれている、通称『獣《or悪魔》の数字』)」から1段階追加して「777」になっていることから、単に「破」の2号機を修復しただけとは思えない描写が多いのです。
Mark.6:真のエヴァンゲリオン。5号機まではその露払いとのこと。第2使徒リリスに相当する月面巨人を武装させたもの。「破」でのゲンドウや冬月、ゼーレの会話から、7号機以降は存在自体がイレギュラーであり、本来なら存在し得ないエヴァであると考えられます。
Mark.9:アダムスの器にしてヴンダー本来の主、全身がコア。ずっと載っていると、操縦者もアダムスと同化するらしい。6→9と180°反転させたと考えると、Mark.6と本質的には同じものであり、立場が違うものではないでしょうか。Mark.6が「Q」までに「自立型に改造」されて「Q」での中の第12使徒が蘇生したことを考えると、「Mark.6は元々第12使徒だったと」考えざるを得ません。そうなるとMark.6とMark.9、第12使徒の関係は、Mark.6→コア+それ以外、コア→Mark.9、それ以外→Mark.「6」×第「2」使徒で第12使徒となるのではないでしょうか。
8号機:「破」の予告の「8号機」は「インフィニティ」の技術を流用したのではないでしょうか。∞(インフィニティ)→8 まさに「転」用です。理由は後日うpしますが、予告の8号機(インフィニティ状態)→インフィニティがオール首ちょんぱ→頭部を「Q」のものに挿げ替えたのではないでしょうか。
10号機:予告に登場した、「8+2号機」の事ではないでしょうか。「Q」で2号機は左腕が無くなっていましたが、「8+2号機」にはしっかりと赤い左腕が映っていました。つまり、「Q」でのナンバリング上7号機そのものではなく、5号機の要素を排した純粋な2号機の部品を使っている可能性はかなり高いのです。

 数字遊び染みた面白考察に見えるかもしれませんが、このような数字遊び要素はTVシリーズから随所に見られます。なにより6号機以降は存在自体がイレギュラーであると考えると、「7号機や8号機の為の部品」自体が元から存在していないことになり、「既存のエヴァを何らかの形で組み替えている」と考える方が物語内の理屈としては自然なのです。

予告
13号機や使徒のナンバリングはどーなっているのか?
次回 エヴァ使徒のナンバリング:2