破→Qの空白の１４年とは：１ 予告から解ること その１
さて、使徒襲来もサードインパクトも全人類が液体になることもなく無事２０１５年が過ぎました。そう、無事にです・・・シン・エヴァンゲリオン劇場版：||を公開するすると言い続けて４年以上経っているんですよ！庵野監督もそろそろ精神が落ち着いた頃じゃないいですかっ。もしダメならちゃんと精神科やカウンセリングに通っていただきたいっ、お金あるんだし。
で、その精神崩壊の原因（？）であるエヴァンゲリオン新劇場版：Qでは「破」の予告映像とは似ても似つかぬ映像で、デートで劇場に行ったスイーツリア充共を無口にさせライトなアニメ好きを怒らせライトなエヴァファンで考察好きを発狂させ訓練されたファンをいろいろな意味で泣かせました。社会情勢が変化したとはいえエヴァは、新劇場版の企画立ち上げから決まっていたお話を変更するような、いい加減なコンテンツではありません。尺の問題や「どこをどう表現するか」は変わるにしても、一連の大きなお話が変わらないという事は、破→Qの１４年間に明らかに大きな物語があったはずです。まあ、シンジが物語の構造を壊す物語なので、シンジ不在の１４年間は「シナリオ通り」で面白くはないでしょうが、庵野監督の事だから、「各人で想像して楽しんでね」ということなのでしょう。ヒントとなるのは、やはり「破」と「Q」の本編でしょう。そして「Q（急）」が元々本来の物語を描いているのなら、「破」の大詰めの「予告」こそ、大きなヒントとなっているはずです。なのでシンジ不在の１４年間を、まずは予告をきちんと文章として起こして考察してみます。
琴乃さん：「レイとシンジを取り込んだまま凍結されるエヴァ初号機」
映像：カシウスの槍が刺さったままの初号機、周りには呪詛柱（っていうらしいです）。
英文１、訳：立入禁止：エヴァ初号機・凍結エリアにつき、ここから先の立ち入りを禁ず
琴乃さん：「廃棄された要塞都市」
英文２、訳：立入禁止：第３新東京市、ニアサード爆心地につき立ち入りを禁ず
琴乃さん：「幽閉されるネルフ関係者」
映像：青い水面に浮かぶ戦艦（おそらく空母）、オスプレイみたいなのが発着している。
英文３、訳：立入禁止：サードインパクト目撃者からの状況報告確認中につき、関係者以外の立ち入りを禁ず
琴乃さん：「ドグマへと投下されるエヴァ6号機」
映像：ＴＶの２４話みたくメインシャフトをＭａｒｋ．６が降りていく。ちなみに手ぶら。
映像：ヴンダーみたく下にハイロウが出て仰向けになっている８号機？デザインがＱと違う。
英文５、訳：立入禁止：エヴァ８号機、建造エリアにつき権限者以外の立ち入りを禁ず
琴乃さん：「ついに集う運命を仕組まれた子供たち」
映像：ゲンドウの服を着た、水も滴るイイカヲル、の横顔。→赤い床に謎の文様（魔法陣っぽい）が描かれた部屋、カヲルが相対するのは影のみ４人。カヲルに対して右から２、４、１、３番目の順に影が長い（背が高い）。
英文６、訳：立入禁止：ゼーレの子供たちが集会中につき立ち入りを禁ず
琴乃さん：「はたして、生きる事を望む人々の物語はどこへ続くのか？」
映像：「何か」引っ張り上げているミサト。→２本の光線がある空間でレーザーポインタ付きの拳銃を「誰か」に向け、叫ぶ加持リョウジ。→ゲンドウと冬月、民族衣装っぽい恰好（冬月はほっかむりをしているだけ？）でロバを引き連れ岩場を歩く。結構高地？→ＴＶの２６話に登場したベスト制服のレイ（通称リナレイ）、後ろに幼児版が３人いるけど目が光っていて表情が怖い。→メガネをはずして憮然と「何か」をにらみつけるマリ。レイから見て右側とマリから見て左側に「何か」の影。
英文７、訳：立入禁止：真希波・マリ・イラストリアスと××××（文字の大きさから１０文字くらい？）が私的会合中につき立ち入りを禁ず
琴乃さん：「次回、ヱヴァンゲリヲン新劇場版：Ｑ。さぁて、この次も、サービスサービスゥ」
映像：眼帯をつけて、Ｑでは見せない不敵な笑みを浮かべるアスカ。助監督曰く、「これを出さないとアスカファンに殺される」→「次回、ヱヴァンゲリヲン新劇場版：Ｑ（Ｑｕｉｃｋｅｎｉｎｇ）」
ふう、たった２２秒くらいの間になんという情報量。「残酷な天使のテーゼ」のサビみたいですね。
映像自体は短くても、情報量が多ければ多いほど考察は容易というものです。
この文も思っていたより長くなったので、今回はここまで。まあ、すぐに続きは上げますが。
