上杉アイクの机上で空論

独特の感性で森羅万象を考えます

ケッタマシーン零式

 岐阜県の中高生はまだ自転車の事を「ケッタ」と呼ぶのでしょうか?

 

 実は、以前から自転車である程度の距離を走ることがあったのですが、最近になって、また自転車に乗るようになりました。

  というのも、最近、自転車に乗る時は近所を周る時くらいであり、ガソリン代節約代わりにしか考えていなかったな~と、何とな~く思ったのです。

 なので、試しに近所を30分ほど自転車で周るってみる事にしました。

 これが全ての間違いでした・・・

 

 ぶっちゃけ、めちゃくちゃハマってしまったのです。

 自転車での長距離走行自体はそこまで難しくないのですが、そこに「目的地」を加えてしまうとあら不思議、一つの趣味に早変わりしてしまう事に気付いてしまったのです。

 例えば、僕が毎月通っている精神科は、自宅から8kmほど離れていますが、そこまで自転車で行くだけでも達成感があり、また、いつもは自動車では入れないような場所に行くと、自動車道路から一本隔てた、距離にして50mも離れていない場所で意外な発見があって、その時に、今までの趣味では余り感じなかった高揚感は、本当に心地いいのです。

 また、別の時は「如何に目的地まで早く、最短ルートを進む(当然交通ルールは厳守)」のを目標にしたりと、その楽しみ方も広がり、僕が陥りやすい心理的視野狭窄の予防にもなる、実に楽しい趣味と早変わりしたのです。

 この感覚、ブレワイやゼノブレイドで試練の祠やランドマーク、時に秘境ポイントを見つける感覚と、水泳でノルマを達成した時の感覚を両方感じているのに近かったりします。

 別にスキップトラベル機能があるわけではないけれど、やっぱり僕はどこかで、冒険や探索が好きなんだな~と自覚できる、そんな自転車に、これからもどんどん乗って色んな所に行ってみよう!と思った次第です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・・で、何が「間違い」だったのかと言えば、

 「距離感がバグる」という重大なデメリットがあるからです。

 短期間に大きな買い物が続いてしまうと金銭感覚がバグってしまったり、任天堂のゲームばかりプレイしてしまうとサードパーティのゲームがほぼクソゲーになってしまったり、そんな感じで、例えば、地図サイトで目的地までの距離を調べて「7km」とか出ると、「自転車で余裕」という、ややトチ狂った発想をしてしまうようになってしまいました。

 少し前になると、「往復20kmならイケる」と思ったら、寄り道しまくった挙句炎天下の中4時間自転車をこぎ続け、復路も中盤という頃に、信号待ちで片足を着いたときに、明らかに虚脱と震え、要は熱中症になりかけている事に気付いて、「流石にやりすぎた」と反省する事態に。

 確かに自転車は非常に魅力があります。

 しかし、僕の場合、どうしても「のめり込んだら一辺倒」になってしまい、しかも、自転車の場合は影響がモロに体へのダメージに繋がってしまうのです。

 

 やっぱり、過ぎたるは猶及ばざるが如しだな~