上杉アイクの机上で空論

独特の感性で森羅万象を考えます

コレでいーのか!?レトロゲーム! その1

 先般、とある理由によりプレステ3(新型のプレステ2ができないやつ)を購入しました。近所のゲオで、本体と電源ケーブルのみでお値段衝撃の3850円(税込)!!別に衝撃でもないか・・・HDMIケーブルはハードオフのジャンクコーナーに売ってるし、コントローラーは探せばいくらでも売ってるし・・・と思っていたら、意外な事が分かりました。

 というのも、岐阜県下にある、ゲオやそれ以外の所謂「中古屋さん」「ジャンク屋さん」といった所、具体的には「駿河〇」や「王〇洞窟」や「〇代書店」なんかを回ったのですが、デュアルショック3どころか、中古のゲーム機という中古ゲーム機がほとんどハケているのです!!プレステ3はおろか、普段なら山積みになっているはずのWiiUやGC、果てはドリームキャストセガサターンまでも在庫ナシ!!え?XBOX系?売る人いないよ。新品買う人がいないんだもん。ヤフオクでも値段が高騰しています。

 まあ、これは武漢肺炎の影響、「おうち時間」を過ごすためにみんなが買ったんだろうな、っていうのはなんとなく理解できるのですが、「中古での流通量が激減」だけならまだしも、「生産がされていない以上、マトモなお値段での新品の入手は絶望的」というプレステだけでなく、switch以前の任天堂のゲーム機でも見られる事態に、僕は「現行のゲーム機以前のゲームを完全な形で楽しむのが不可能になる日が来るのではないか?」と懸念を抱いています。

 

 例えばプレステ3と4。プレステ3の発売当初、即ち「旧型」は、SCE系ゲーム機のウリである「後方互換性」を、「プレステ」及び「プレステ2」のソフトが使えると、かなり広い範囲でカバーしていることが特徴でした。しかし、旧型プレステ3が生産終了になり、売られるようになった所謂「新型」はプレステ2の互換性をカット、さらに時は進み、プレステ4では、あれだけSCEが拘ってきて、正直任天堂にも見習っていただきたかった後方互換性を完全カットしてしまったのです!!

 もっとも、メーカー問わず「過去の名作」を現行ゲーム機に移植するのは日常茶飯事だし、任天堂のゲーム機の「バーチャルコンソール」「Wiiウェア及びダウンロードソフト」「NINTENDO switch online」、SCEの「ゲームアーカイブス」「PSOnline」といった、過去のゲームが楽しめるサービスもありますが、「全てのゲーム」「マイナーだけど自分が好きだったゲーム」といったものをプレイできるわけではありません。

 

閑話

 個人的に「プレイしたいけど、現行ゲーム機ではプレイできないレトロゲーム」は色々ありますが、「版権」や「技術的」な問題がありそうなゲーム、それ以外にも「なんでこれが配信されないんだ?」と思うようなゲームを挙げていきたいです。

・「ツインビー3 ポコポコ大魔王(FC)」:コナミ矩形波倶楽部の特殊な音源が再現できないのかな?とは思いますが、似たような「特殊音源」の「マリオ3」はフツーにプレイできるうえに再現度もほぼ完ぺきなので・・・

・「ブラストドーザー(N64)」:レア社が噛んでいる時点で・・・パーフェクトダーク」もほぼ同じ。「マリオRPG」のスクウェアのように、関係回復していただけると。

・「エターナルダークネス(GC)」:とりあえずマイナーゲー。あとシリコンナイツ消滅

・「WiiMUSIC(WII)」:バランスWiiボード

・「スターウォーズ 出撃!!ローグ中隊」:版権、どこにあるんでしょうね?

休題

 

 「ゲーム機が使えないから、所有しているソフトがプレイできない」というのは、まあN64までの「ロムカセット」であれば分からなくはないですが、プレステ、GC以降のディスク媒体のゲームであれば、各メーカーが「現行ゲーム機に接続して使用可能なディスクドライブ」なんかを作ればそれで解決できそうな気がします。*1また、「レトロフリーク」という現在ではSFC世代までのゲーム機をほぼカバーした互換機もありますが、作っているのは、かの「プロアクションリプレイ」を販売している、ゲームメーカーからは絶対的に敵視されている「サイバーガジェット」なので・・・

 この手の「過去のゲームソフト自体を現行ゲーム機でプレイできるドライブやアダプター」を作るのを、任天堂やSCEといったファーストパーティは悉く嫌がっているフシがあります。かといって、膨大な過去のゲームソフトをダウンロード販売や移植するのにしても、「版権」や「技術的」な問題から不可能なものも多く、また、バーチャルコンソールなどで、「通信機能」等「ゲーム機特有の機能を使った要素」がオミットされて完全に楽しめないソフトも多数あり、互換機は訴えずとも白い目を向ける。

 

 僕は「1人のゲーム愛好家」として、これら「過去のゲームがプレイできない問題」について積極的に問題提起したいと思っています。

 僕は自他共に認める「任天堂信者」であり、過去のそれを否定する気もなければ、これからもそのスタンスを変えるつもりもありません。しかし、これらの問題については、「会社毎のスタンス」というよりかは、「ゲーム業界全体が抱える問題」であり、それ即ち事の善悪ナシ。任天堂だろうがSCEだろうが区別できる話でもないのです。

*1:もっとも、それはそれで「中古ゲームソフト問題」という、ゲーム業界に禍根を残す話題が付きまといますが