上杉アイクの机上で空論

独特の感性で森羅万象を考えます

SSQ48だってばよ

 みなさんは「中古屋さん」って好きですか?
 メジャーなところではGE○とかグ○ドウィルとかBOOK○FF系とか、岐阜なら万代書○とか○式書店の王の○窟とか。
 任天堂ハードとかNECのPCとかフォローしている歌手のCDとか、メインで使うものは過去にちょいとヒドイ目に遭ったので新品を買うようにしていますが、それとは別の、例えば任天堂以外のハードとか、スクエ○のマンガ(ハガレ○とか○ーSakiー)など、「お遊び」で安く欲しいものやお金を入れたくない企業のものとかは、中古屋さんや最近はアマゾ○なんかも利用して購入しています。それがもう店内を歩き回っているだけでも楽しい。「メインで使うもの」は、ニンドリとかHPなんかでなまじ情報を集めてしまうので、それ以外の物は「こんなのがあったんだ!」っていう驚きや、ゲームや映像ソフトで「これちょっと面白そう」とかの発見があって、結構好きなんです。
 んでもって、僕は実はゲームのコントローラーが好きなんです。任天堂、非任天堂問わずです。各社の個性とか当時のゲームの事情とか、実際に持ってみてゲームをしているところとかを想像するのが結構楽しいのです。プレステ系は無個性なので嫌い中古屋さんでPCエ○ジンとかXB○Xとかのコントローラーがぶら下がっているのが、それはもう楽しい。
 そんな中、一際僕を引き付けるものがあるのです。そう、任天堂から放射される光を全て飲み込むような、なのに真っ白くてフォルムが初代プレステにそっくりで4連コントローラーポートをGCにパクられた、その運命を嘲笑うかのような能天気なオレンジの渦巻き・・・そう、ドリームキャストです。思えばNINTENDO64末期に登場し、プレステに特攻し、1世代前の初代プレステに負け、プレステ2にトドメを刺され、GCが世に出る前に生産終了になった、あのドリキャスです。ドリキャスには単なる負け犬として笑う事ができない、GCの以前にプレステ2の前に散っていった任天堂には真似できない笑いをとった別の意味での偉人のような、そんな到底一言では言い表せないなにかを感じてしまうのです。ここからはガチの話、セガサターンのコントローラーを一番初めに見た時、素直に「SFCからの発展形だ」と感じました。初代プレステにもです。正直、NINTENDO64のコントローラーの方がよっぽど超進化でした。そして64に3Dスティックが、プレステがそれをパクってスティックを付けた後、サターンもSFCから超進化した「マルコン」なるものを発表しました。それからサターンのゲームはマルコンが基準に・・・なりませんでした。そしてドリキャスが発表された時僕はコントローラーに注目しましたが、一見マルコンのような見た目で・・・ボタンが減っている!!基本、「同じ会社でのハードの進化」というのは、前世代の操作系統を内包させることが重要だと考えています。だからFC→SFC→N64→CG→Wii(クラコン)と、一応「前世代のソフトが次世代のゲーム機で出ても操作可能」ということになります。なぜかはよくわかりませんが(少なくとも僕は)安心します。ドリキャスのコントローラーを見た時、「セガは今までの全てをかなぐり捨てるのか!?」と思ってしまったのです。衝撃でした。
 今、ドリキャスを中古屋で見て、持っていないのに様々な思い出が駆け巡り、本体はGCに通ずるものがあると思ってしまい、コントローラーはサターンとは別方向でSFCから発展したものという、この何とも言えないゲーム機が3000円でお釣りが出ることがわかる。見るたびに「買っちゃおうかな?」ってどこかで思ってしまいます。そんな時、僕は「ドリームキャストのソフト」の棚を見る事にします。買う気が失せます。