上杉アイクの机上で空論

独特の感性で森羅万象を考えます

2020年 第2週 「異聞」な話

 先週の日曜日、わずか単発3回でおっぱいタイツ師匠をお迎えしたため、「これは流れが来ている!!」となって、また、石をある程度集め、呼符ももらって、18連、累計100連以上を楊貴妃ガチャに突っ込んだ結果。

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 完全無課金でこの所業。完全にスカンピンですw

 

警 告

 ここからはFGO「2部5章 神代巨神海洋 アトランティス:神を撃ち落とす日」のネタバレをふんだんに含みます。

 

  

 現在開催中のお正月イベント、「復刻:雀のお宿の活動日誌〜閻魔亭繁盛記〜ライト版」のクエストクリア、及び☆4フォウ君を頂き、後は時間を許す限りイベントアイテムを集めるのみとなりました。

 どうもこのイベントも菌糸類がシナリオを書いているそうで、とにかくお話のセンスが抜群です。ギャグシナリオでは大いに笑い、それでいてシメる所はしっかりシメる。「お正月に触れるお話はこうでなくっちゃ!!」と素直に思えるイベントでした。

 気になるところと言えば、一つは「奉納ポイント」が加算されるときに「これがダメダメな人理を救ったカルデアマスターの力でちか!?」って言われる所。褒められていることは分かるのですが、一応「人理焼却式」を阻止しないと人類そのものが「なかったこと」になる瀬戸際だったわけで、なんか「ダメダメ人間」みたいなノリで言われても・・・と。

 そしてもう一つが、乱入してきたエリチャンJAPAN(まったく、何度も出てきて恥ずかしくないのだろうかッw)をゴルドフだけでなくマシュも知らなかった所です。

 

 「ONIランド」の元凶の一つであった「エリチャンJAPAN」。ダヴィンチちゃんが生存し、スタッフも自由に施設内を行き来しているので、ゴルドフが着任する前の話であり、彼が知らないのは自然だとしても、始終をモニタリングしていたマシュが知らないとは、どういう事なのか?

 そもそもその「ONIランドイベ」自体、1.5部と2部の要素が混在しているという、メインストーリーの進行具合によって厳格にイベント参加条件を課すFGOにしては不自然な描写が多かったです。

 即ち、ニワカの僕でも、「ONIランドでのカルデアは本当に1部及び「ノウム」に繋がるカルデアと同一なのか?」という疑問を本格的に持つようになりました。

 

 所謂「型月考察ガチ勢」の方々によってこれらの謎の考察は進んでいて、例えば、僕がよく拝見する「四季十色」様のサイトでは、「1.5部以降のイベントでは、本物のカルデアと偽物のカルデアの2つが存在しているのではないか?」という説が提示されています。

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 つまり、マーリンは「ロマニ・アーキマンが所属している組織が『本物のカルデア』である」と認識していることになります。

 また、自称「ハッピーエンド主義者」であるマーリンが登場した「ラスベガスイベ」でも、彼は濾過異聞化現象について何も言及もしませんでした。

 と、いうことは、2部現在主人公が属している「新体制カルデア」、「ノウムカルデア」は、マーリンにとって「本物のカルデアではない」と認識されているということになります。

 

 では2部における「本物のカルデア」とは?

 

 一番可能性があるのは、以前から正体についての考察がなされ、「2部5章 神代巨神海洋 アトランティス:神を撃ち落とす日」にてついにその容姿が明らかになった「カルデアの者」です。

 以前から「カルデアの者とはロマニ・アーキマンなのではないか?」と言われ、僕もロマニに会いたいがためにほぼ同意していたのですが、アトランティスで出会った彼は、姿こそ「Dr.ロマン」でしたが、その中身は決してカルデアで共に戦った彼ではありませんでした。

  4章での独白から、彼の「中身」が「ゲーティア」である事は疑いようがないでしょう。1部でのゲーティアはソロモンの遺体に憑依することで、ソロモンの能力を行使し、「人理焼却式」としての正体を偽装していたので、2部でも、ゲーティアがロマニの遺体に憑依しているのでは・・・と思ってしまいますが、そもそもゲーティアやロマニはおろか、「ソロモン」という存在そのものが「終局特異点 冠位時間神殿:ソロモン」の最終決戦にて消滅しているので、単純に「ロマニの身体を借りたゲーティア」とは言えないと思います。

  

 また、5章の時点で、少なくとも「武蔵ちゃん」と「キルシュタリア」の2名が、「カルデアの者」の動向について知っています。

 1章で「ヤガが言っていたカルデアの者とは自分の事だ」という旨の発言をする武蔵ちゃんは、「自身の世界が剪定事象だったために、独り平行世界を彷徨っている」という設定です。

 そしてキルシュタリアは、「自身が担当する以外の異聞帯には干渉できない(その気になればできるんだろうけど)」にも関わらず、カルデアの者の目的まで知っていました。と、いうことは事前、それも2部開始(2017年12月31日)以前から何らかの接触があったと考えるのが自然です。

 また、キルシュタリアの攻撃によって全滅の危機が迫る中、「カルデアの者」は禁忌を犯して「ドクター」としてノウムカルデアに干渉しました。その時キルシュタリアに「人マネは、あまり上手ではない」と言われています。

 これ、少なくとも「カルデアの者」は「Dr.ロマニ」がどんな人物かをよく知っているという事ではないでしょうか?「自分自身」だから。

 ではここで考えていただきたいことがあります。「自分自身のモノマネをして下さい」と言われて、スッとモノマネできる人はいるでしょうか?うまいモノマネというのは、得てして「他人から見たその人の特徴を大げさに表現」しているものですが、自分自身の特徴を大げさに表現することは非常に難しい。

 つまり、カルデアの者は「自分自身(Dr.ロマニ)のモノマネをしている」状態だったと考えることができます。

 

 本編ではあり得なかった、ロマニの人格も持っている状態のまま、平行世界を渡っているゲーティアこそが「カルデアの者」の正体なのではないでしょうか?

 そんでもって、1部で人理焼却が成功してしまい、新しい歴史を作ったものの、自身は汎人類史の存在なので、結果として世界から弾き出されてしまったゲーティア。

 さらに、「ロマニ・アーキマンでもある」ために、マーリンから「本物のカルデア」として認識されているのでは・・・?

 

 ただ、「ゲーティア」であり「ソロモン」であり「ロマニ・アーキマン」でもあるという状態は、少なくとも「グランドオーダー世界におけるゲーティア、ソロモン、ロマニ・アーキマンではない」と言えます。

 

 そういえば、どこかに「ロマニの人格を持ったゲーティア」がいたような・・・

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