上杉アイクの机上で空論

独特の感性で森羅万象を考えます

2019年 第51週 特異点Fと杖ニキについて考察してみた

 「クリスマス2019 ナイチンゲールのクリスマスキャロル」も終了しました。みなさん最終的に何箱開けましたか?僕は112箱開けました。

 イベントの最中は「もう周回嫌ー!イベント嫌ー!でも鯖一気に育成できないのはもっと嫌ー!」なんていう状態だったのですが、終わったら終わったで寂しいものがあります。カルデアゲートでも扉周回する必要がないので、もうAPの持って行き場がありません。

 まあ、来週の5章を首を長~くして待ちましょうかね。

 

 ん?感想がもう終わった?まあ実際書くことないんですですけどね。


 最早Fate世界における「自害、不幸枠」となったランサー。まあ、「ランサーは白兵戦なら7騎の中で最強」という設定で放っておいたらランサーが優勝してしまうので、多少(!)のデウス=エクス=マキナは仕方ないといったところでしょうか。ただ、公式が「ランサーが死んだ!←この人でなし!」をネタにしまくるのはどうかと。

 そんな「ランサーが死んだ!」の文字通り先鋒となった「ステイナイト」のクー・フーリン兄貴ですが、実は「自害せよ」になったのは3ルートの内の「UBWルート」にて、アインツベルン城で言峰綺礼とワカメにより拘束されていた凛を助けたことで言峰の逆鱗に触れ自害させられたのみだったりします。その言峰を返り討ちにしたランサーはルーンによる炎で言峰の遺体*1とともに果てる・・・という、ネタにされている割に非常にカッコイイ最期なのですが、問題はそのルーンなのです。

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 原作の文章と所謂「スタジオディーン版」では「アンサス」というルーンを書いています。上はスタジオディーン版の映像を左右反転させたものです。

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 ちなみに「ufo版」では違います。

 

 さて、この「アンサス」という言葉、実はFGOにて初登場した、所謂「杖ニキ」の攻撃ボイスと同じです。杖ニキと言えば未だに解決を見ていない謎の特異点、「特異点F」において唯一味方となった、そして冠位時間神殿で助太刀に来てくれなかった謎の鯖。この「アンサス」は実は特異点Fの謎に密接に関わっているのではないでしょうかっ!

 僕がFGO、ひいては「型月考察」で参考にさせていただいているのは、「山羊ラビット」兄貴と兄貴リスペクト勢の筆頭である「ハチベ・ウカリ」氏及び「ユラノ」氏の動画、人生訓多めで有難く読ませていただいている「四季十色」氏のブログです。僕は完全にFGOから入った勢で、彼の方々とは型月の設定に対する理解は雲泥の差であり、おこがましい限りで気が引けるのですが、ルーンの知識を生かして僕なりの考察をしたいと思います。

 

 注目すべきはやはり「アンサス」です。

 このアンサスというルーン、「F」に見えますが、Fに相当するルーンは「フェオ」という別のルーンであり、アンサスは「A」に相当します。

 またアンサスの意味は「答え(Auswer)」「言葉」「オーディン」「コミュニケーション」です。気づかれたと思いますが、アンサスに「炎」という意味はありません。「ufo版」のアニメで書かれた「ケン」で「Kに相当」「火」「情熱」「知恵」で火の意味に近づくように変わっています。

 「杖ニキは兄貴の霊基変えの鯖ではなく、兄貴のガワをした別の存在なのではないか?」という説があり、その発展形として「杖ニキ=オーディン説」なんてものもあります。僕の今回の考察は「杖ニキがオーディンか否か」ではなく、「兄貴の霊基自体がアンサスというオーディンを意味するルーンを火と関連づけて使用できる」ということが重要になります。

 また、それに加えて「特異点F名称問題」も同時に扱います。

 作中において、カルデアの第一回レイシフトが行われる原因となった「炎上汚染都市冬木」は「特異点F」と呼ばれていますが、第六特異点にて、「あらゆる呪いを遮断する」アトラス院の中でマシュが、またアンリマユの幕間でDr.ロマンがそれぞれ「特異点X」と呼称しているのです。そのため本来「特異点X」なのに、カルデア全体に「特異点Fという名称である」と思い込むような呪いがかけられているのではないか?とされています。

 さて、この「F」、今までの文章の中に出てきませんでしたか?

 そう、「フェオ」です。フェオは「家畜」「財産」「何らかの報酬を得る」「物事が複利的に発展する」という意味を持ちます。また特異点Fにて杖ニキ以外に言葉が通じた鯖が都合3騎います。まずアルトリア・ペンドラゴン(オルタ):通称:黒王、次に黒王を守護したエミヤ、アニメ版のみ登場した、「言葉を話せる」メデューサです。

 これにクー・フーリンを加えた4騎は、霊基変えの鯖は登場しつつも「ステイナイト」の霊基は本編に一切登場していないのです

 また、特異点Fの惨状は、2部で異界の神が起こした「濾過白紙化現象」と同種の現象とされています。

 

 濾過白紙化現象に見舞われる、アンサスの杖ニキ、黒王、エミヤ、メデューサとフェオのルーン・・・

 

 では「X」は?実は「X」に相当するルーンは存在していません。しかし、見た目がまんま「X」なルーンが存在しています。

 それが「G」に相当するルーンの「ギューフ」です。そしてギューフの意味は「愛情」「人類愛」「温情」です。人類悪とは即ち人類愛。つまり逆もまた然り。

 

 ここから導き出した、僕が発表したい説、それが特異点フェオ」説です。

 

1.アラヤによる「カルデアへの攻撃のための特異点」として「FGO世界における冬木の聖杯戦争」が勃発。本来の勝者である「キャスター」は霊基が消滅しているので、「キャスター」及び「メディア」は存在できず、アンサスを扱える特殊な鯖として杖ニキが選ばれる

2.「FGO世界における冬木の聖杯戦争」の舞台に空想樹が植えられる

3.アーラシュにより剪定されるが、「冬木の聖杯戦争」の根幹を成していた「異聞帯の王」に相当するアンリマユの「この世全ての悪であれ【汚染】」が発動。→特異点「ギューフ」状態になる。

4.この時点で生存していた鯖は「青王」「エミヤ」「杖ニキ」「メデューサ」の4騎。杖ニキは「テクスチャを焼き尽くせば異聞帯状態を解除できる」という「答え」を知っているため「アンサス状態【炎上】」を発動。

5.アンサスに対抗して特異点を維持するため、アラヤは「複利的に発展」させる「フェオ状態」を特異点全体に付与。→特異点「フェオ」状態になる

 既に斃れた「弁慶」「呪腕のハサン」「ヘラクレス」は「フェオ状態付与」により「家畜」としての「シャドウサーヴァント」となるが、霊基自体は座に戻っているため本編に登場することになった。

 生存していた青王、エミヤ、メデューサ特異点維持のためオルタ化orシャドウ化、黒王をリーダーとする。しかし霊基が囚われ座に戻っていないため、特異点クリア後も「FGO世界」の「人理焼却式」が関係する1部や1.5部、「濾過白紙化現象」が関係する2部に霊基が登場できなかった。

 アーラシュは宝具により体が四散したためシャドウサーヴァントにならなかった。

6.FGO本編開始。カルデア、人理焼却式の双方が特異点フェオ(F)に介入。カルデアはアンサス側の杖ニキと組み、人理焼却式はフェオ側を利用する。

7.アンサス側が黒王グループを倒すもそれだけでは特異点「ギューフ」状態及び「フェオを付与されている」状態は解除されないため、「アラヤが引き続きカルデアを攻撃できる状態」と「人理焼却式が人理焼却できる状態」と「カルデアが人理編纂できる状態」の、3者が3者共に理のある状況をつくりだしてしまう。結果、カルデアから見た場合フェオが付与されている状態が続いているため、特異点「F」は解決を見ない状態となってしまった。

 

 

 ・・・さすがにガバ考察ですかね?

 まあ、ガバ要素多めですけど、僕が提唱したいの

 本来の特異点の姿→アンリマユが関与→特異点X(ギューフ)

 特異点Xの上にF「フェオ」のフィルターがある→特異点F(フェオ)

 青王やエミヤ、メデューサは、本来は「ステイナイト」の霊基だけどF(フェオ)のフィルターがかかっているので黒王になったりシャドウ化したりしている

 杖ニキはアンサスを持っているからF(フェオ)フィルターの影響を受けなかった

*1:言峰は「ZERO」の時点で死亡し心肺が止まっているのに、アンリマユの呪いによって動いているゾンビみたいなモンだった