金鰤
いつも行くゲーセンのCOJのすぐ後ろにロードオブヴァーミリオンⅢ(以下LOV3)が設置されているのですが、いつの間にかアップデートがあったらしくver.3.3になっていました。さて、LOVシリーズといえばどこの会社のゲームかわからないほど無節操豊富なコラボレーションですが・・・コラボタイトルになんと「鉄拳」が!
LOVのコラボは概して「スクエニのゲーム」だったり(FFなど)、「スクエニが噛んでいる出版物」だったり(とある魔術の禁書目録など)出版社と直接契約でキャラを出したり(例えば「進撃の巨人」からエレンとリヴァイが登場していますが、ボイスはナシ。声優を使うと出版社や作者以外にテレビ局や制作会社にもお金を払わないといけない)、他社ゲームだけど同人や(東方Project)エロゲ(Fate/stay night )など資本基盤が脆弱だったり、と安くコラボできて相手もそこそこのメリットがある場合が多いです。
それに比べて問題なのは、セガの「三国志大戦」やバンナムの「鉄拳」です!その他の「他社ゲーム」と違い、この2社は「資本基盤が脆弱」ではありません(え?任天堂と?比べてはいけません)。しかもこの2社は、アーケードゲームにおいてはトップシェアを誇り、コンシューマーゲームでもこの2社を取り込むことが重要なくらい影響力がある会社です。それなのにわざわざライバル会社のアーケードゲームとコラボするなど、トップメーカーとしてのプライドはどこへいった!?
翻っていわゆる大手ゲーム会社は今、純粋に従来のゲームや玩具、施設運営だけでやっていけるのでしょうか?答えは「NO」です。任天堂ですらF2Pの収入があるぐらいです。他のメーカーはやれDLC、やれ高額課金と、F2Pでいかにズブズブ高額課金させるかに腐心しています。さらにパチンコ屋に行けばよく解りますが、今のパチンコはタイアップ機が一大ジャンルになっています。旬を過ぎたコンテンツがメインですが、ゲームタイトルも結構あるのです。カプコンはバイオや鬼武者、セガは龍が如く、バンナムはアイマスや鉄拳、他にもアトラスのペルソナやSNKプレイモアのザ・キング・オブ・ファイターズ、コナミなんざパチンコになってないシリーズの方が少ないのではないでしょうか。