上杉アイクの机上で空論

独特の感性で森羅万象を考えます

2020年 第46週 愛すべき○○!?ディライトワークスを考える

 今回もなんとかイベント完走しました。個人的には高難易度クエストに些か殺意を覚えたのですが・・・

 イベント全体の感想なんですけど、システム面ではもう少し捻っていただきたかったです。先週のブログでも書いたのですが、海底探索が思った以上に単調でした。基本的にFEにしても艦これシリーズにしても、あとゼルダシリーズしかりゼノブレイドしかり、それどころかマインスイーパーに至るまで「探索」という要素がある全てのゲームには「探索に対するリスク」とがあるのです。それは「探索に掛かるコスト」自体をゲーム内で稼ぐのが大変だったり、「会敵のリスク」がそれ相応に高かったり・・・と、特にソシャゲの限られた表現力では、「よく考えて探索する」事が面白さに直結するのです。なのに、一見奥深そうな「走査」の段階においても結局はおっきーで安定。敵を発見しても、「踏まないように気を付ける」必要性は一切ナシ!!結局は走査や強敵撃破に必要なイベントアイテムを集める周回をするだけ・・・というのは、「聖杯戦線」同様、いろいろと凝ったシステムを作ったのに非常に勿体ないと感じました。

 ストーリー面にしても、途中は結構面白かったのに、最後の最後に、「結局は外なる神に引っ掻き回された上に、虚数空間での活動に影響を与える外なる神自体に影響を与える事はできませんでした」となった、スッキリしないというか、それでいて元ネタのクトゥルフ神話みたいに「モヤっとしたラスト」ではなく、海底探索も併せて単に画竜点睛を欠くイベントだなと思いました。

 また、基本的に鯖というのは、ギルガメッシュやBBちゃんのような「何考えてんだコイツ」と思うような奴でも、「人理を積極的に破壊する行為」は絶対にしないようになっている設定なのですが、どうもフォーリナーにはそれが適応されていないような描写があるのも気になります。それも、「元々人理を破壊する気満々」というものではなく「本人にそのつもりが無いけど外なる神がリンクできるようなバックドアがあり、その気になれば人理を破壊させることができる」という厄介なもので、敵対している「異星の神」が、バイデンと習近ペイペイのようにフォーリナーとの密接な関係が指摘されているため、「ある日カルデアフォーリナー連中が異星の神に操られてジ・エンド」なんていう事も出来てしまうわけで、「ならどうして異星の神はそういう手段を使わないのか?」っていう話にもなるわけです。

 イベントの趣旨とか、フォーリナーの設定の補完とか、運営の「やりたいこと」は理解できるだけに、あと一手詰めて欲しかったです。

 あと、イベントアイテムの「虚数トロ」を昨日まで「ホイッスル」だと思ってました。

 

 さてさて、FGOを開発しているのは「ディライトワークス(以下:DW)」という会社なのですが、どうも最近はこの会社に関しても色々と話題があるみたいで。

 先ず、DWなるゲーム開発会社について、FGO関連では、特に一昔前まで開発能力及び指揮能力に多大な欠陥があったことで有名です。今では大分遊びやすくはなり、特にカノウDの采配は多数のユーザーの認める所ではあります。そのカノウDも過去にはセガのアーケード版「ボーダーブレイク」においてインフレを起こしてしまったワケであり、塩川Dとの交代の際は不安視されていましたが、そこらへんは流石長くACゲームを作ってきたセガAM2研出身といったところでしょうか。DW自体や庄司・塩川両Dはスクエニからの独立組であり、しかもアーケード部門の出身となると「ロードオブヴァーミリオン」や「悠久の車輪」、「パズドラアーケード」など、知名度と売り上げが比例しないゲームばかり思いつき、そんなのに関わっていたのなら、FGOの目も当てられない完成度にも納得せざるを得ないのですが・・・

 ファンには有名な話ですが、DWというのはアナログゲームを推進していて、今年のFGOのイベント「Fate/Requiem盤上遊戯黙示録」も、その影響が強いとされていますならなんであんな史上まれにみるクソイベになるのか!?。2018年からは「FGOデュエル」という課金要素があるクソアナログゲームを発売したのを皮切りに、あの「ラブレター」を制作したナカイセイジ氏を協力して定期的にアナログゲームを発売しています。僕は今年からボードゲームをやり始め、色々と調べ始めたのですが、ナカイセイジ氏との共同制作とか、「ゲームマーケットに出品」とか、結構本気でボードゲームを売り込もうとしていることが分かって驚いていた中で、クロームの「あなたへのおすすめ記事」で、「ディライトワークスが今月に新作ボードゲームを発売」というニュースが出てきて尚驚き。これからは「ボードゲームの開発会社」という視点でもDWを見てみると面白いかなとは思いました。

 また、「新・サクラ大戦」で賛否が分かれた「サクラ大戦シリーズ」のソシャゲ「サクラ革命」が発表されたのですが、その開発会社がDWなのが話題になっています。

 というのも、サクラ大戦シリーズと言えばセガですが、セガは「イドラ・ファンタシースターサーガ」というゲームで、FGOと類似したシステムを採用して物議を醸したことがあるのです。そんなセガがどの面下げてDWにサクラ大戦シリーズのソシャゲをの開発をお願いしたんだか・・・その「サクラ革命」も、「新・サクラ大戦」が「好評」とは言えず、シリーズ全体も低調、更には事前登録キャンペーンにて「Vチューバーを声優に据えるという特典」を打ち出したためにまた物議を醸すと、全然ポジティブな話題がありません。それでいて開発はDWでゲームシステムもやっぱりFGOに類似するのではないかとなれば・・・

 ん?そういえばDWにセガと密接な関係がある人物がいたような・・・?