上杉アイクの机上で空論

独特の感性で森羅万象を考えます

読めるけど書けない文字

 任天堂とDeNAの業務提携が発表されました。これでスマートデバイスでも任天堂のゲームが・・・と、その前に。なんで両社が業務提携することになったのか。
任天堂の言い分
 任天堂のゲームはプレイしてもらえば面白いことは分かってもらえるけれど、今日日ハードやソフトにホイホイ高いお金を出す(任天堂ファンみたいな)人は限られている。そこでスマートデバイスでそれ用のゲームをプレイしてもらって、興味を持ってもらおう。声をかけてくれる会社はたくさんあったけれど、DeNAが一番熱心だった。
〇DeNAの言い分
 DeNAはフィーチャーフォンからスマートデバイスへの事業転換に手間取った上にネイティブアプリが台頭してきた。ソーシャルゲームプラットホームとしての価値を上げるには強いIPが必要だ。任天堂はゲーム業界でも最強のIPの持ち主だ。多少下手に出ても任天堂に参加してもれえればソーシャルゲームは盛り上がる。
 つまり、あれですか?任天堂スマホゲームはあくまで試供品。本命はあくまでゲームハードとソフトの一体型事業。試供品でもDeNAの宣伝能力があれば双方に利益が出る。そんな感じですか?しかもあんまり触れられなかったけど、株の持ち合いは任天堂が10%のDeNA株を、DeNAが1%の任天堂株を。「株の持ち合いでお互いの覚悟を」って組長の如く盃を交わしたみたいに言っているけど任天堂のDeNAへの影響って、任天堂ファンからしても考えたくないですよね。新ハードの「NX」にしても、「任天堂ハードとソーシャルを繋げる」って、お互いの会員IDをひも付するだけだったら必要あるかどうか。まあ、任天堂の事なんできっといい意味でぶっ飛んだハードになることを期待しましょう。ひょっとしてPSヴィータみたいにSIM対応になるかも・・・
 任天堂ファンとしては、任天堂ソーシャルゲームは「いい意味で失望するゲーム」になってほしいです。つまり、スマートデバイスでプレイしても「確かに面白いけれど、任天堂ハードを持っているのならこんなの必要ないよね」って感じの、あくまで多数の「任天堂ファンではない人たち用」のゲームであってほしいです。

 とりあえず・・・シャープ様!ソフトバンクでハイスペックのスマホを出してくださいっ!!