上杉アイクの机上で空論

独特の感性で森羅万象を考えます

まる子、ブルースリーをディスる。

 「ゼルダの伝説最新作」の正式名称が「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」と発表されました!!アニメ調のオープンワールドの世界で冒険だ(リアル調のオープンワールドゲームなんか佃煮にするほど出てるしね)!!・・・あとポケモン サン&ムーンの情報も公開されましたが・・・こう・・・なんというか・・・地味。ソニーがVRの展示を大々的に行っていて、NHKやらなんやらの財界の方しか向かないマスゴミはホイホイ食いついているというのに。存在感がまるでないというか、任天堂の公式HPのトップにも、E3のEの字すら出さないという消極さは・・・なんか、もう、NXが、ソニーなんかぶっ飛ぶほどよっぽど凄まじいものではないかと期待せずにはいられないではないですかっ!!

 そういえば確か、大山ドラえもんの「未来の町にただ一人」だったと思うのですが、エピソードの冒頭にのび太ドラえもんにTVゲームをせがんだとき、ドラえもんは「未来にTVゲームはないんだ」と返すシーンがありました。その頃は「所詮アニメ内の発言www」と思っていたのですが・・・
 任天堂は「ソフトとハードの一体型ビジネスモデル」に拘っていました。DeNAとの会見で発表されたNXも、故・岩田社長は「ゲームコンソールビジネスへの情熱を失ったわけではない」と説明されていました。そもそもちょうどGCまでは、ゲームコンソールのスペックが値段の割に異常に高く、動作も安定していたのでゲームをプレイしたい人が「コンソールをわざわざ買う」意味がありました。コンソールホルダーも「コンソール自体は赤字事業でソフトで大きく稼ぐ」ビジネスモデルが成り立っていました。ところが現在はどうでしょう。ゲームが快適に動いてテレビが見られるPCは廉価で手に入り、スマートデバイスも然り。PS4やXBOXoneもPCで使われる汎用パーツで組まれていて、VRはスマートデバイスに専用のアダプターを付ければ準備完了。ゲームコンソールとPC、スマートデバイスの境界線はどんどん曖昧になっていきます。携帯ゲームコンソールは以前は「ライトなゲーム」しかできないようなスペックでしたが、現在はN64のゲームが普通に動くなど強力になってしまい、従来のゲームというものは携帯機でも十分プレイ可能になっています。図らずしもドラえもんの「TVゲームはない」という発言は予言のようなものになってしまったのです。
 任天堂はWiiやWiiU、DSや3DSなど、「既存のデバイスでは体験できない」コンソールを出し続けていましたが、それらはどうも「アイディア勝負」になりがちで、手堅い利益を出すことが第一な「それ以外のメーカー」は「今まで通りのゲーム作りができて利益さえ出せればいいじゃんJK」となって、特にWiiUは「好調」とは言い難い状況が続きました。
 もし任天堂が「手堅く稼ぐ」事に目を向ければ、「コンソービジネスの金銭的リスク」と「他プラットホームでのライセンス」を天秤にかけるでしょう。しかし前者の博打に近いビジネスモデルを選び続けるというのは、「ゲームコンソール自体が存在し続ける」ことが前提になっています。任天堂ソニーや財界という、ユーザーを騙して儲けることしか眼中にない存在や騙されやすいゴキブリ以上に、「ゲームコンソールの存在意義を存続させる」事に向き合い続ける事になるのです。