上杉アイクの机上で空論

独特の感性で森羅万象を考えます

「マスゴミ批判と向き合う」に向き合う

 通勤途中、前は「Zip」とか「スッキリ」とか流していたんですが、一昨年の入院中に「虎ノ門ニュース」漬けの生活をしてからというもの、テレビのニュース番組なんかアホらしくてとても観れたもんじゃなくなりました。

 なので、最近は通勤中はずっと虎ノ門ニュースを流しています。おかげで契約しているMVNOの「ようつべで消費する通信容量が無料になるオプション」を追加で契約することになってしまいましたw

 

 さて、虎ノ門ニュースを毎日聞いていると、元々感じていた「マスゴミ」が益々ゴミに思えてくるようになりました。

 最近もゴミな案件がありましたよね~

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 さて、既存のマスゴミがゴミ呼ばわりされている昨今ですが、ゴミ自身は「ゴミ呼ばわり」される事をどう思っているのか?

 僕だって流石に、例えば朝日系列の人たちが全員が全員、1人残らず「日本を中国様に献上するニダ!」と思って働いているわけではないと思っています。そんな人たちによる公開文章というのも、ネットの海に転がっているのではないか?と探してみたところ、

 

本当のことを言う | 日経クロステック(xTECH) (nikkei.com)

「マスゴミ」と呼ばれ続けて | 日経クロステック(xTECH) (nikkei.com)

続・「マスゴミ」と呼ばれ続けて(友人座談会編) | 日経クロステック(xTECH) (nikkei.com)

日本経済新聞系列)

 

『マスゴミ』批判とどう向き合うか|読むらじる。|NHKラジオ らじる★らじる

(NHK)

 

「報道とは加害行為との自覚を」”マスゴミ”と呼ばれるTVニュース、視聴率や演出はどこまで追求すべき? 【ABEMA TIMES】

テレビ朝日系列)

 

 まあ、こういう文章を出していること自体がマシなのかもしれません。もし他の記事があったらコメントで教えていただけると幸いです。

 それにしても毎日系列や読売系列、産経系列には猛省を促したい。

 

 さて、なら肝心の中身ですが、まず「日経クロステック」の3つの記事から。

 幸いにも記事内で要約が載っていました。

同じマスコミ同士や特定の権力には甘く,そうでない存在は徹底的に叩くダブルスタンダードを持っている

広告収入によるビジネスモデルが公平な報道の弊害となっている

ネット上にこそ真に迫る事実がある(一部に信頼できない情報もあるが)

事実とズレのある自己満足の報道が散見される

マスコミは謝らない

まあ、確かに。マスゴミによくある構図ですな。

それで「本当の事を言う」では、「マスコミにはマスコミの事情ってのがある。ある程度『真実を歪めて』報道しても、それは責められないでしょ」で〆ています。

 

 また、NHKとアベマTVの記事は、偶然にもほぼ同じ内容で、事故や災害といった「他人の不幸」を、「いかにもテレビ的な『映える』ものにするために、被害者や遺族といった人たちの傷口に塩を塗るような行為を意図的にしているのではないか」という指摘についてのものでした。その上で、「マスコミにもそれ相応の役割というものを理解してもらうために、どうすればいいかを考える義務はある」と〆ています。

 

 確かに一理も二理もある話だとは思います。世の中綺麗事ばかりで渡っていけるわけでもないし、真相や真実を知ったところで、職業的、人間関係的に情報をなんでもかんでもオープンにできるわけではありません。

 ただ、今回紹介した5件の記事では、マスゴミがゴミ扱いされる最も重要な事象である「偏向報道」に関して、一句も触れられていませんでした。

 確かに、「マスゴミ批判」に対してマスゴミ側の意見を述べることは重要であり、5件の記事はそれ相応の価値はあると思っています。しかし、偏向報道に言及しなくてはそれすらも「反省しているフリ」にしか見えなくなってしまい、「所詮はゴミのやること」になってしまいます。

 

 似たような事を繰り返しますが、マスゴミが全く不要であるとは思っていません。産経新聞レベルの新聞社は必要ですし、悪名高き朝日新聞ですら、例えば「ミートホープ事件」で解決に一役買ったことがあるなど、少ないながらも評価すべき点があることは間違いありません。

 しかし、偏向報道への批判に関してマスゴミ内部の人がどう思っているかが表に出てこない限り、「眉に唾を付けて接すべき媒体」のままなのです。