上杉アイクの机上で空論

独特の感性で森羅万象を考えます

やっと、眼を、覚ましたかい?(セガよ)

 COJが稼働している時は、毎日ゲーセン行ってたんですが、昨年に稼働が終了してしまったために、全く行かなくなっちゃったんですね。あれだけバラまいた伏線とか、ミイラくんとマミーちゃんとか、夢破れたデビルウインナーが工事現場で働いた後とか、どーなったの?

 COJの筐体っていうのが、昨今アーケードで流行りの専用大型筐体ではなく、MJとかシャイニングフォースとかと同じ汎用筐体だったのですが、登場してから数年以上経っていたので、素人目から見ても明らかにスペック不足だったんです。COJでもVer.アップの度に派手な演出が増えましたが、もう見た目とか、データ量がデカいユニットが自陣に並んだだけで処理落ちしていて、プレイしていて「筐体変えて再ロンチしたほうが良いんじゃないか?」と思ってしまうほどでした。

 ロクな調整が行われなくなり、周りのゲーセンでも撤去が相次いだ頃には「もうCOJも長くはないな」と肌で感じるようになりました。

 かといって「艦これ」や「FGO」をプレイする気にもなれない・・・と思っていた時に、とあるゲーセンのCOJの隣に設置されたのが「クロノレガリア」です。

 

 まあ、世界設定とか操作的に、COJのお客さんを移動させたいのは見て分かりました。また、専用筐体でスペックも申し分ない。キャラクターも無難にかわいい。これを機に乗り換えようかな、と一度プレイしたのですが・・・まあ、なんというか、一見さんにはまったく面白くなかったです。

 ターン制ではなく時間制なので、「考える」と「動かす」を同時にしないといけない。それでいて「三国志大戦」シリーズのように、直感的なアクション性があるわけではなく、最良の判断と最良の動かし方を最速で要求される、まともにゲームを動かせるようになるのに、かなり時間がかかりそうなゲームでした。

 当然、説明とか読む限り、「慣れればすごく面白そう」なのは分かりますが、残念ながら社会人はそこまで余裕がないのよ・・・

 更に致命的だったが、「レガリア」と呼ばれるシステムです。1ゲーム中に1度だけ使える、所謂「奥義」や「切り札」なのですが、その中に「相手の手を3カウント完全に止める」というのがありまして、どう考えてもこれが強すぎる。時間制なので、「相手の手を止める」のが有利なのは火を見るより明らかで、もう「お互いに特定のレガリアを選んで、ある程度拮抗した試合なら後出しした方が負け」なのが分かり切ってしまうほどでした。

 そんなわけで、うまくゲームやデッキをうまく回す自身がない。仮にうまく回せるようになっても、ゲームバランスが基礎から崩壊している。という地雷ゲーだったのでプレイするに至りませんでした。

 

 で、なんで今になってこんなブログをうpしたか?というと、ユーチューブの「遊楽舎ちゃんねる」にて、「2019年で最も爆死したアーケードゲームランキング」がアップロードされていて*1、クロノレガリアがワースト2位にランクインしていたのです。そりゃそーだなwと。

 さらに、「今、どのような惨状どうなっているのかな?」とググってみたら、ウィキペディアに「2020年3月31日に稼働終了予定」の文字が。

 ・・・2年持たなかったか。合掌。

*1:ただし、外部サイトの読み上げ+店長の感想です