上杉アイクの机上で空論

独特の感性で森羅万象を考えます

血を流すか、血の涙を流すか

 昨日録画した「正義のミカタ」を観たところ、「財務省のHPに大増税プロパガンダの為のゲームがある」言っていました。ゲームを評したのは、経済のパネラーの藤井聡、ヲタキング岡田斗司夫、実際にプレイしたほんこんでしたが、全員「クソゲー」で一致しました。特に藤井聡は「官僚が暇だから作ったゲーム」と酷評。ムムム、これは一回プレイしてみなければと。
 まあフラッシュゲームみたいですね。要は5.7兆円(初めは22.7兆円だったのを、あまりに文句が多いので変えたらしいの。チュートリアルは22.7兆円のまま)赤字だから、公共事業やら教育やらの予算をイジって黒字にしましょうっていう目的です。
 まず目に付いたのは予算項目がおおざっぱすぎること。社会保障一つとっても、病院がお年寄りのたまり場になるのは防ぎつつ、若い世代が健康に暮らせるようにしないといけないのに、一律でしか決められん。しかも、どの項目も長い目で見ればどれも下手に予算を下げられないものばかり・・・それを成長させる分野に絞って予算を少し上げて、断腸の思いで別の項目の予算にカット・・・一向に赤字は減りません。
 そして最大のクソポイントが、「税制改革」。この項目の変動幅が他に比べて異常に大きいのです!ハッキリ言って、「真面目に各項目の何を削るかを考えるより増税した方が楽でしょ」と言わんばかりにゲームバランスが崩壊しているのです。
 タダなので一度プレイをオススメします。そして感じて下さい。官僚が何を考えて仕事をしているかを。