上杉アイクの机上で空論

独特の感性で森羅万象を考えます

千明のキモチ

 幻解!!超常ファイルのレギュラー版、毎週楽しみにしています。以前は「NHKがオカルト番組に参入?」って思いましたけど、NHKだけあって結構真面目な構成です。
 特命リサーチと違うのは、「由来」や「当時の社会的な空気」に関しての説明が多くて、個別の事案がどのような理屈で起きたのかは正直いい加減です。ひとりでに動くアコーディオンとか、ナポレオンズに再現してほしい。毛が生えたツチノコとか、それは爬虫類ではないっ!
 番組内でよく使われるのはいわゆる「バイアス」の影響大きさです。何かよくわからないことが起きる→当時の専門家が調べる→わかんない→これは未知の現象だ→後世に伝わり未知の現象に驚き続ける、これが超常現象の本質である。というのが論調です。
 古代では、日食は実に訳のわからない出来事でした。近代でも「ハレー彗星で人類滅亡」とかリアルに信じられていました。どちらも観測技術が確立されて初めて「何でもない事」だと解りました。
 今の技術では観測できなかったり、冷静に観察できなったり、故意に詳細が隠された「何でもない」ものを「訳のわからない」ものと決めてしまうのが超常現象。そして、「何でもない」ものにしていこうというのが人間の情熱やロマンであり、超常現象が人を惹きつけて止まない理由なのだ。
 という番組です。
 でもわからない、厨二臭溢れる台詞をあてられている闇のナビゲーターの存在意義が・・・

 〆の一文
 小さいスマホでの投稿は想像以上にしんどい。