上杉アイクの机上で空論

独特の感性で森羅万象を考えます

酒ビンがタマゴなんか産むか!

 さて、以前「ぶっちゃけ寺は取材が大変そうだから、2、3回仏教と関係ない事をやっても、1回は仏教に関係あることを放送すればいいのではないか」とうpしました。
 で、今年は8月15日が月曜日で絶好の仏教日和。さぞかし気合が入った企画だろうと思ったら、「お坊さんが選ぶ、仏教の心を歌っている名曲3時間スペシャル!!」・・・はい?
 まあ、8月15日なんだから家族みんなで仏教を楽しめる良企画かも知れないと一縷の望みをかけて観てみたのですが・・・残念ながらタダの懐メロ企画に「仏教の解釈を足してみました」的なある意味開き直った企画でした。もう歌の発売時期が1960年とか70年とか、間違いなくCDが世に出ていない正真正銘「懐メロ」で、一番新しい曲が何の因果か2001年の「世界にひとつだけの花」。1990年代をスっ飛ばしてますよ。
 完全に40代以下は置いてきぼりだし、隠れた名曲ならまだしも紹介されている曲は「今更感」がものすごすぎるし、仏教コメントも「90年代以降の曲でもありそうな歌詞」ばっかりでこじつけくさいし、「褒められるべきは作詞家の歌」が多いし、何よりそんな企画で3時間もぶっ通し・・・もう普段の神社めぐりの方がよっぽど仏教してますよ。まあ「靖国神社特集」なんてテレ朝は戦死しても放送しないでしょうが・・・
 別に毎回まじめに仏教しろとは言いませんが、いくらなんでもヒドイ内容でした。
そもそも「仏教を解りやすく伝える」のがゴールデンに移動したぶっちゃけ寺のコンセプトであるはずだし、それでいて「お坊さん討論とかの評価が高い企画が視聴率が稼げない」のなら間違いなくゴールデンでの放送に向いていません。
 これ以上文句が出やすい企画を続けるなら、ネオバラかせめて9時台にすべきだと思います。