上杉アイクの机上で空論

独特の感性で森羅万象を考えます

ロボットと、北海道犬と、北大路欣也と、

 ペプシコーラのCMで、小栗旬が主演のスタイリッシュ過ぎる桃太郎が話題になりましたね。エピソード2の犬の話から大分時間が経っていますが、密かに続きが気になっています。日産では嵐の二宮君が主演で西遊記をモチーフにしたCMを、AUでは地球温暖化の真の原因の松岡修三と柳原加奈子に代わって松田翔太が桃太郎、桐谷健が浦島太郎、濱田岳が金太郎のCMを結構頻繁に更新して流しています。ひょっとしておとぎ話をCMのモチーフにするのが流行っているのでしょうか?
 仕事で聴力検査について調べたら、なんとスマホで聴力検査ができるという臨床検査技師からみれば噴飯物アプリがあるそうです。本当にいろんなアプリがありますねー。そのうち筋電図検査ができるアプリが出来たりして。
 AUのCMでスマホを持つ桃太郎が「未来感ハンパねぇ」出で立ちですが、スマホってよくよく見ると「未来感ハンパねぇ」物体ではないですか?僕が携帯電話を持ったのが高校生の頃で、折り畳みケータイなんて最先端な代物でした。そして(僕にとっては)難関短大に受かってご褒美にケータイを変ようとしたら、あれ、折り畳みでカラー液晶画面なんて、なんとも未来感ハンパねぇケータイが出ているではありませんか。それから恐ろしいもので、その未来感ハンパねぇ折り畳みでカラー液晶画ケータイはあっという間にデファクトスタンダードになりました。
 でもその頃はケータイでPCサイトを、それも動画を観るなんて夢のまた夢、それこそ僕が生きてるうちに見られるか・・・と思ったら短大を卒業後僅か5年でiPhoneの登場です。ボタン無いよ、PCサイト観れるよ、動画も観れるよ。みんな初めこそ「こんなの必要か?」「料金高いし電話もしにくいよ」「従来の携帯電話がベスト」とスマホをこき下ろしましたが、たった6年で携帯電話と言えばスマホになり、十分のはずだった従来の携帯電話は、ガラクタ(節約家カオルさんより)・ガラバコスケータイと言われ力不足扱い(「役不足」は誤用な)です。
 何より僕には、あんな板みたいな物体が個人の高度な情報端末になっているのが、未来感ハンパねぇ光景です。惜しむらくは、ガラケーでは当たり前にあった「メーカーごとの個性」が無いことでしょうか。みーんな同じような外見で、まるで使い道が見つからないソフトがプリインストールされているメーカー製PCの如く独自のアプリがプリインストールされているだけ。あとは数字の上でのスペックの違いだけです。メーカーにはスマホだけでなく、もっともっと未来感ハンパねぇ携帯電話を作っていただきたいです。