上杉アイクの机上で空論

独特の感性で森羅万象を考えます

タロットカードとの出会い

 多感な中学生の頃にタロットにほんの少ーし触れたんですよ。「金田一少年の事件簿」の「タロット山荘殺人事件」とか、まあ「タロット山荘」はドラマ化もされたから覚えている方も多いのでは?速水オーナーの現場にあった「逆位置の吊るされた男」って、占いでは「無駄骨を折る」って意味になるんですよ。そこまでの意味合いで樹林が話を作ったかはわかんないですが。あと「爆ボンバーマン」でタロットで攻撃してくる敵がいたり。
 タロットとはそんなレベルの付き合いだったのですが、あれは忘れもしない社会人1年目。日曜日に会社の忘年会があったんです。しゃぶしゃぶの木曽路です。でもその日は僕が休日出勤で、会社から直で会場に行く予定でした。で、さあ仕事終わって会場へ向かおうと思って車に行くと・・・あれ?キーが無い、どこかに落とした!?結局2時間誰もいない会社の中を探し回りました。見つけて会場へ向かったらもうお開き寸前です。道が全然解らなかったと誤魔化しましたが、しゃぶしゃぶは当然残っておらず〆のうどんだけいただきました。
 家に帰っても夕飯は用意していないので、イオンで食糧を買いに行きました。会社に対して元から良い印象はない上に今回はキーをなくす、「もーイヤ、自分は明らかに損な生き方してる!人生無駄にしてる!」と思いながらふらっと本屋に行きました。間違いなく疲れていた時、ふとある本が目に留まりました。「はじめてのタロット」。かわいらしいイラストです。気が付いたらその本を持ってレジに行きました。
 それから名古屋の東急ハンズにタロット78枚フルデッキを買いに行くのにそこまでの時間はかかりませんでした。