上杉アイクの机上で空論

独特の感性で森羅万象を考えます

油と小麦

 今マクドナルドがマスコミに袋だたきにされています。モ○ニングバ○ドを毎朝観ていますが、もう何か弱ったモノを全力で叩く姿勢はネト民よりヒドイ。室井佑月に「品性」を見出だせなくなります。あ、元々室井に「品性」なんかない事は有名か。マックのCMを毎日アホみたいに流しながら、よく手の平を返せるものです。
 しかし、マック側も対応が遅きに失した部分はあります。今は食品の中の異物なんていくらでもネットにうpされますし、マスコミはそれにホイホイ食いつきます。情報がすぐに駆け巡る現代社会で、異物の混入が100%防げないのなら、異物の混入があったらどう対応すべきか、マスコミにバレて大事になったらどう対応すべきか、元から考え実行すべきです。でも、今回の一件でマックの日本法人の代表は姿を見せませんでした。これまたマスコミが「いくら外国人でも日本で事業をする以上、日本式の対応をすべき」と食いつく。マックの対応はもうちぐはぐです。
 何故マックはこんな目にあっているのか?
 思うに、日本人が感じていた「マックへの潜在的な不信感」が顕在化したのではないでしょうか。よく考えるとマックの食べ物を食べて、健康になれるなんて誰も考えないでしょう。いかにも「お金を払って不健康になる」行為を、日本人はこれまで「安いから」、「珍しいから」、「タイアップしてるから」、「お手軽だから」、何となく受け入れていたのでしょう。でも今回の異物混入の騒動が雪だるま式に大事になるほど、日本人が感じていた不信感をエネルギーにより大きくなる、という循環になっているのでしょう。
 マスコミの報じ方も考えるべきです。品性のない袋だたきや手の平返しはもとより、この前なんか「食品の異物混入、どこまでなら許せる?」なるアホみたいな企画を夕方のニュースで堂々と流す神経。そんなの企業の対応次第だろう。
 食品も報道も、何となく受け取るのではなく、自分の中で「線引き」した方が良いのかも知れません。