上杉アイクの机上で空論

独特の感性で森羅万象を考えます

ダニーで判る人はお友達になりましょう

 この前母方の親戚と上加納山墓地に行ったのですが、近くのお墓用の花屋の猫がうろついているのです。普通の感覚の人なら「不気味」に感じるのでしょうが、僕の家は近所でも有名な猫好き一家の猫屋敷。構わずに撫でまわしました。ただ母方の祖母は大の猫嫌いらしく、今まで見たことないくらいのすごい剣幕で「そんなもん触るんじゃない」と怒鳴ります。こういう時に猫派と犬派の隔たりというものを感じます。
 さて、現在家には黒猫が住み着いています。初めのうちは見るたびにギョッとしましたが、半日後には黒猫以外あり得なくなるものでして、この辺りが猫派の大きな特徴と言えるでしょう。シャム猫の時はシャム猫が絶対、三毛猫の時は三毛猫が正義。
 さてさて、昨今は猫ブームでして、今年中には猫の飼育頭数が犬を上回るそうです。猫は犬と違って放し飼いも(本当はダメだけど)できるので、放し飼いや地域猫も含めるととっくに上回っているのではないでしょうか。猫は手間がかからないからと言われていますが、「世界ネコ歩き」や各種動画の影響も大きいのではないでしょうか。10年くらいかけて、猫のかわいさがジワジワと浸透しているのです。しかし冷静に猫を見ると、少々落ち着きなく見えるのもまた事実。犬派が猫を受け付けない理由になっているのも、理屈では解ります。でも猫派は、
そこがかわいいんじゃん
で全てを片付ける。そういう人種なんです。猫派って。