上杉アイクの机上で空論

独特の感性で森羅万象を考えます

恵方 の巻

 会社の取引先にお寿司屋さんがあります。夏には鰻、年末にはお寿司、そして節分には恵方巻きのセールスに来ます。断る理由もないので毎回注文してます。安くはしてくれないのです。
  そもそもいつから恵方巻きっていつから食べているか覚えてます?たしか子供の頃、「クイズ所変われば」で関西地方の習慣として見たことあるような気がしますが、しばらくしてから一気に広まった感があります。完全にメジャーな習慣になった頃、「こうゆうお手軽グルメ系の習慣って一気に広まるんだなー」と思いつつ、自分も食べてるのです。
 こうゆう習慣は大抵宗教的な意味づけがあります。宗教はその土地の風土に合わせたものですが、日本は四季がはっきりしている上に「すべてのモノには神様が宿っている」といういわば「究極の多神教」が国の宗教なので、他の宗教とかそうゆうの関係なく取り入れられやすいのでしょう。「生まれたら神社に行って、結婚式は教会で挙げて、死んだら(お寺で)お坊さんにお経をあげてもらう」なんて文化、イスラム教の人が見たら卒倒するんじゃないでしょうか?
 しかも日本人はそういった元異文化の意味をどのくらい理解しているのかよくわかりません。クリスマスは恋人たちの記念日ではないしバレンタインはチョコの日でもなければハロウィンは仮装する日ではありません。日本人は「国同士が宗教でモメる」とか「テロリストが宗教の教義を掲げてテロを起こす」とか理解はできるけど心情的には解らない人が多いのではないでしょうか?
 東京オリンピックも決まり、これからは都市や観光地以外にもたくさんの外国人が来るでしょう。「宗教はとはなんなのか?」とか「信じている人の気持ち」とかを考える機会だとおもいます。

 〆の一文
 やっぱり、お寿司屋さんの恵方巻きはおいしい。