上杉アイクの机上で空論

独特の感性で森羅万象を考えます

2019年 第34週 欲望の沼ァ!!(声は当然立木文彦さんで)

 夏のガチャラッシュ、僕は水着おっきーに苦戦し、それからロリンチちゃんに挑戦し、今日「これでマーリンお迎えできたら大分楽になる」とマーリンガチャに挑戦して、結果すまないさんをお迎えして石がほとんどなくなったためこれにて終了です。
 まあ、おっきーをお迎えできたのはとてもうれしいし、すまないさんもカッコイイので後悔はありません。
 
 今回の水着イベの舞台は、砂漠の真ん中に造られた都ラスベガス。ラスベガスと言えばカジノ!!というわけか、「勝ったら所定のQPが貰えて負けたら没収」というQPをベットする要素があるので、慣れたマスターならQPの効率がウマウマ過ぎなイベントです。もっとも、日本では「賭場の都」としてやや大人向けなイメージがありますが、実際は精々「某千葉県浦安市のネズミの国の一角にパチ屋がある」くらいのもので、マフィアも廃したファミリーでも楽しめる総合リゾート地とのこと。でもモルモン教徒はいる。あ、その辺も創価系のネズミの国と一緒だね!!
 さて、現実のラスベガスでも各オーナーの趣向が出た多種多様なホテルが街を彩っていますが、グランドオーダー世界の特異点でもそれは継承されているようです。
 ただ、その「オーナー」というのがクセモノで、18日現在公開されているだけでも「ギルガメッシュ」・・・この時点でお察しですが、大ボス的存在「水着剣豪」もかねて「ラスベガスとキャメロットを混ぜこぜにしたバニー乳上」や「サバゲーに目覚めたおっきー」に「ファラオ中毒になったメジェド様」、そして「ペンギンの被り物の必要性を問い詰めたいラムダリリス」とギルがマトモに見えてくるメンバーが勢ぞろいしています。
 また、「ホテルの特色」というのもオーナー毎にでているのですが・・・出し過ぎたらしく、いつもの「ライターのその場の思いつき」レベルではなくどうも本格的にマスターの腹筋を殺しにかかって来ています。あの迷場面である「巨大メカエリ」を召喚したかと思えば従業員の大半をメジェド様にしてしまうセンス、さらに自称謎の女怪盗による仲間集めで疑問符が付くメンバーばかりに声を掛ける始末。「3人目の仲間」としておっきーが出てきた時には「もうツッコまないぞ!!」と心に誓い、最後にヴラド三世が登場して息の根が止まりました。
 ただ、今日公開された第3のカジノにおいて、それまでは一切描写されなかった「ギャンブルによる身の破滅」をカジノの根本的なシステムとして登場させたのは意外と言えば意外でした。メルトリリスが仕切る第3のカジノでは所持QPが一瞬にして溶ける可能性があり、それを補填するのは「自身の人生」をコイン化した物。なまじ「公平さ」を売りにしたゲームに射幸心をあおられまくって「コイン化された自身の人生」を矮小化してしまい、それでもゲームに負けた先ではカジノの下で強制労働・・・というか完全に「カイジ」の「欲望の沼編」そのものなお話が展開されています。しかし忘れてはいけないのが、このお話が展開されているゲーム自体が屈指の悪辣ガチャを擁する「FGO」であるということです。FGOがこういう展開を描写するのは果たして自身に対する皮肉か、それとも極めて高度な煽りか・・・
 
 気になる点と言えば、事前に公開された水着鯖が配布の葛飾北斎宮本武蔵におっきーにカーミラ様。そして、イベント開始時にCMで判明した水着鯖がバニーちゃんになった乳上にペンギンと化したメルトリリスに苦節4年でついに水着姿になれた沖田総司という面々であるということです。
 所謂「色違いキャラ」が少ないFGOにおいて水着ガチャは文字通り「書き入れ時」であり、商売である以上、最近なら「ロリンチ」や「マーリン」といったガチャの画面をデカデカと飾る「目玉商品」が不可欠です。昨年までの「目玉商品(敢えて表現)」は
2016年は青王:言わずもがなの「看板商品」
2017年は赤王:魔術の早期衰退により第4次聖杯戦争が起らず、青王が召喚されなかった「エクストラ」世界における「青王ポジション」
2018年はジャンヌ:「アポクリファ」のメインヒロインにしてFGOでもOPを飾った、言わばマシュ・青王に次ぐ「第3のメインヒロイン」
と、ちゃんと分散して出しているのです。
 しかし、今年は「その年の目玉」となる鯖であるはずの武蔵、乳上、メルトリリス、沖田を一気に大放出してしまっているのです。もっとも、昨年の水着イベ以降も「秦良玉」や「ぐっちゃん」、今年礼装になった「ブラダマンデ」に「紫式部」に「カーマ」といった新規鯖もたくさん投入されていますが、果たして登場して間もない彼女らが「目玉」としての力があるのか・・・と言われれば微妙と言わざるを得ません。
 まるで「1.5部までの総決算」と言わんばかりに賑やかな今年の水着イベント。
 来年はどのような展開を迎えるのか?「来年の事を言うとONIが笑う」と言いますが、やはり気になるところではあります。