上杉アイクの机上で空論

独特の感性で森羅万象を考えます

ネトウヨとは一体・・・

 冒頭閑話
 今朝の「正義のミカタ」にて、中共の新しいプロパガンダとして、新聞広告の体で中国の悪い部分を隠そうと嘘を書き連ねた「チャイナウォッチ」なるアジビラを世界各国に配っているとのこと。
 我らがほんこん氏は「新聞社がそんな広告を認めてどうするんだ!(意訳)」ともっとっもな意見をおっしゃっておりましたが、何分その「新聞社」が中犬変態新聞社ですので・・・

 言葉の誤用というのは2つのパターンがありまして、
 1つ目は「なんとなく意味が逸れてしまった」パターン。
 例えば「姑息」とか「確信犯」ですね。まあ、卑怯な手段というのは得てして根本解決にならない「姑息な手段」になりがちですし、共産系の政治犯なんかは「故意犯」であることを重々自覚した上で「自分は確信犯だ」って言い張るでしょうし。
 2つ目は「何者かが意図的に意味をすり替えようとしている」パターン。
 例えば「サンデーモーニング」やNHKのドラマで取り上げられた「フェイクニュース」。売国勢力は「ネット上の無責任で悪質なデマゴギー」とすり替えたいらしいですが、フェイクニュースというのは「公に認められている報道機関がターゲットを意図的に貶める為にニュースの体で流す嘘」であり、というか、そもそもフェイク(つくりもの)のニュースなのだから、「ネットのデマ」を「フェイクニュース」呼ばわりするのならアンタらの報道は「ニュースではない」っていう自覚でもあるのかwって話ですよね。
 
 で、今売国勢力がすり替えに必死なのが「ネトウヨ」です。
 始めは「ネット上で愛国的な書き込みをする有象無象」としていたのですが、最近では国民が正しい事を理解してしまったために方針転換したらしいです。
 例えば、「アンサイクロペディアよりも振り切れたジョークサイト」でお馴染み「リテラシーの無いリテラ」では、第4次安倍改造内閣が発表された時、にゃんと「オールネトウヨ内閣」なる抱腹絶倒の見出しを出し、その後桜田元サイバーセキュリティ担当大臣が「パソコンを使った事がない」と報道されると「パソコンも使えない無能大臣」と記事を書く。で、しかも2つの記事の見出しが同じページに載ってるモンだから、「オール『ネト』ウヨ内閣じゃなかったのかっ」とツッコミが追い付かない状態に。ちなみに「USB」とは「ユニバーサル・シリアル・バス」の略であり、単に「メモリースティック」のことではありません。「メモリースティック」の事だと思っていた人に桜田元大臣を嗤う資格はありませんので悪しからず。
 それだけでなく、「レイシストつまり自分自身をしばき隊」が「NHKから国民を守る党」の街頭演説を妨害したときに発した「帰れネトウヨ!!」(だーかーらー「ネット」じゃないのかっ!!)からも解るように、自分たちに都合が悪い、正しい事を言う人達に向けて使う「お前のかーちゃん出~べそ~」のテンションで、「なんとなく悪い奴」として使っています。
 そんでもって、「虎の門ニュース」や「KAZUYAチャンネル」、「ゆっくり保酒守ちゃんねる」を観ていて最近耳にするようになったのが「元ネトウヨでした」です。
 有名なのが昨年の4月に琉球新報に載った「昔ネット右翼だった」です。
 要約すると、「バカにしていた辺野古の新基地反対運動の市民の一人に『お前は間違っている!』と言われてネトウヨから目覚めた」というもの。まあ、「新基地」だの「市民」だのの時点で正体が知れているというものですが、「お前は間違っている!」という指摘からどのように心境の変化があったかをすっ飛ばすあたりが、貫録の琉球新報の親玉クウォリティと言ったところでしょうか。
 また、「ネトウヨ大百科」なるブログがありたまに読んでいるのですが、リテラの記事よりも質がいいのはなんだろう・・・じゃなかった「元ネトウヨ」なる、「元ネトウヨが真人間?になったエピソード」が書いてあるカテゴリがあり1節読んでみたのですが、要約すると「レイシストの親父に中韓の悪口ばかり聞かされて少しでも反発すると怒られた。虐待まがいの日々で母や祖父母がみていた韓国の音楽やドラマが癒しだった。大学に入って一人暮らしをして、自分も親父と同じレイシストだった事に気づいた」とのこと。あの、それって「ネトウヨ」とは言わないんじゃない?あと、そんな親父の環境下でお母さんやおじいさんおばあさんは無事だったのでしょうか?
 まあ、その1節がやや過激な経歴ではありましたが、その他の記事や文献も大同小異。「前は日本こそ素晴らしいと思っていたけれど、中韓売国野党の主張こそ正しい。KーPOPこそ素晴らしい事に気づいた」が大多数でした。まあ、確かに安倍総理がいつでも正しい事を言ってるわけではないし、売国野党の言うことは1から10まで全部聞くに値しないわけでもないし、「冬ソナ」の再放送観てたし。ただ、何というか、「だからといって売国勢力に阿るようになるのか?」という疑問が拭えることがありませんでした。
 例えば「売国勢力から間違いを指摘される」、例えば「中韓のカルチャーが素晴らしいと教えられる」、そもそも「右翼」というのは「そういうものに感化される人を否定する」人達ではないでしょうか?
 中韓工作員から間違いを指摘されようが辺野古に基地を移設しないといけないし、憲法9条は改正しないといけないし、カルチャーにどっぷり浸かってしまって奇しくも冒頭閑話で言及した「チャイナウォッチ」を鵜呑みにすることは許されないし。ネットだろうと何だろうとそういうのを知っているからこそ「右翼」であり「愛国」であり、安倍総理がこれだけ支持されるのもみんながそういう事をちゃんと知っているからだと考えます。
 つまり、些細なことで「目覚めた元ネトウヨ」というのはネトウヨの風上にも置けない、むしろシーマン村本や室井卯月みたいな、一昔前に討論番組に1人いた「私難しい事は分からないですが、皆さんがここまで騒いでいるのだからやっぱり安倍さんがモリカケで悪いことをしたんじゃないんですか~」枠の人に過ぎない人達だっただけ、だと思います。
 そんなパヨに落ちた「難しい事は解んないですけど」枠の人を売国メディアが「元ネトウヨ」と定義して、「ほら、ネトウヨも正しい知識を得ればこういう風に真人間になれるのですよ。いつまでも安倍総理を支持したり中韓の悪口を言い続けるのはダメな人なんですよ」とすり替えようとしているだけなのです。
 
 ま、あくまでエピソードが本当ならね。

 まあ、ここまでボロクソに書いててアレですが、いつも愛国的なメディアばかり触れていてはそれはそれで疲れてしまいます。日本には言論の自由がちゃんとあり、そこで自分たちが支持しているものとは反対のもの、僕だったらソニーの言い分やランモバの言い分、反安倍総理の言い分や病院嫌いの言い分やネコ嫌いの言い分や・・・そういう言い分に触れることもでき、それに触れることで、例えば任天堂安倍総理に改善していただかなければいけない点も見つかりますし、逆に任天堂安倍総理は素晴らしいっ!!って確認もできます。あんまり保守速報ばっかり見てると「安倍が悪い!!」の一端になってしまいますよ。