上杉アイクの机上で空論

独特の感性で森羅万象を考えます

2022年 第10週 心にほむほむを灯して

  先週から「ホワイトデー・スペクタクルズ」が開催されていますが、まず驚いたのが、イベント礼装の気合の入り方。

 まさか、概念抽出の後に礼装の内容の小芝居を聞けるとは!しかもギャグ的な内容からシリアス、耽美チックなものまで非常に幅広い。キャンペーンサイトにも各礼装毎のイラストがセリフ付きで載っているなど非常に豪華!ちなみに僕のお気に入りの小芝居は「カルデア不良組」。マンドリガルドの演技がツボです。あとカイニスがイベント礼装唯一の女性鯖なのに、イラスト、ボイスどちらも違和感が全く仕事しないのもツボ。

 

 あと、イベント開催当日から毎日、ログインで呼符と星見のティーポットがもらえるのは素晴らしい。オルジュナの素敵ボイスが流れるのも素晴らしい・・・はずなんですが、アルジュナやオルジュナのFGO生放送中に師匠のおっぱいを揉むような声優の残念さを考えると、途端に滑り倒してるだけに聞こえるのが不思議。

 

 全体的に楽しげなイベントですが・・・中核を成す重要なイベントのはずの「15人の理知的なメガネたち」に関して、正直やっつけ仕事感がここまで露骨に出るとは思いませんでした。

 まず導入が異常に適当。ロリンチちゃんのセリフがライターの精神状態を物語っている気がします。シナリオ展開も、「如何に登場する鯖に眼鏡をかけさせるか」が主軸に置かれているのがまる分かりだし、聖杯戦争への持って行き方も強引、本来は剣吞な意味合いで観ている側も予断を許さないはずの聖杯戦争の内容が小学校のお楽しみ会みたいなテンションでものすごく中弛みしていて、ギャグシナリオなのかシリアスなのか安定しないのです。しかも、今まではギャグイベントでもシリアス成分が入って面白いシナリオは多かったのに、今回は、油分とそれ以外の成分がどれだけ振っても混ざらなくて脂っぽいんだか水っぽいんだかわからない自家製ドレッシングのように、ギャグ寄りなのかシリアス寄りなのかが分からない感じになってしまっています。

 新鯖と思しきマイケルもコンスタンティヌス8世とかコルテスとか言われてますが、コンスタンティヌス8世はともかく、コルテスとか、あの立ち絵がコロンブス見たく顔芸し始めるとか、あんまり想像できないです。コロンブスは独特な絵柄と正体を表す前から顔芸していたから悪人面でも違和感がなかったのであって、ああいう無表情な立ち絵が開き直った極悪人を演じるのはかなり無理があると思っています。