上杉アイクの机上で空論

独特の感性で森羅万象を考えます

ネーミングセンスは刃

 これでも僕は「リテラ」のファンなんですよ。あんなバカみたいな文章は、やっぱりヘラヘラとフザケながらではないと書けませんよ。

 さて、そんなリテラのレギュラー企画が「スシローと不快な仲間たち」というもので、要は「モーニングショー」に出ている田崎史郎氏が、集まった売国勢力の連中にツッコミを入れているのを「政権をアクロバット擁護」といっている、まさにギャグ小説のような企画なのですが、実際に書かれていることは到底「安部政権擁護」とは言えない一般論ばかり。まあ、中韓のワンコ朝日新聞ですら「安部応援団」に見えるような人たちなので、むべなるかなといったところでしょうか。

 それにしても、田崎氏を悪玉だと思っているのは分かりますが、それを「スシロー」とか表現するのって、単に回転寿司チェーンのスシローに失礼だと思わないのでしょうか?

 

 そんな礼を欠いたネーミングをしているのは何も、如何にもオツムが足りない売国勢力だけでなく、悲しいことに普通の人にも見られます。

 一番顕著なのが「世田谷自然左翼」でしょう。

 「世田谷自然左翼」というのは、経済評論家の上念司氏が提唱している概念で、文章化するならば、「世田谷に住んでいそうな富裕層なのに社会主義的な思想を持つ人達」とでもいうのでしょうか。

 高級料理店で高~い料理に舌鼓を打ちながら、「世界で飢餓に苦しんでいる人たちを助けなければ」と話しつつ、自分は身銭を一切切らない人たち。

 住宅街に出現した捕まったクマを「可哀想だから殺すな、施設に入れろ」とかを、自治体に問い合わせるでもなくツイートする人たち。

 高層マンションに住んで「景観が損なわれるから堤防を造るな」と騒いで、実際に洪水が起きたら「電気が通らないからホテル代を保証しろ」とかまた騒ぐ人たち。

 最近では学生環境活動家のグレダさんあたりでしょうか。

 地球温暖化会議に出席するために自分だけヨットで大西洋を渡り、なら国内では自転車しか使わないと思ったら思いっきり鉄道をつかってプラスチック容器に入った加工食品をバクバク食べる。

 頼むから、学校へ行ってくれ。化学で有機化学や触媒について勉強してくれ。生化学を学ぶために大学に行ってもいい。その前に庭に木の一本でも植えたらどうか。その前に日本の夏はみんなでゴーヤを植えよう。水さえやれば日光だけでどんどん育つから食べて夏を乗り切ろう。

 そういえば、日本でも屈指の暴れ川にダムを造る計画を白紙にして、結果水害を発生させた、12年間熊本県知事に居座続けている人もいます。

 

 まあそんなわけで、なんとなくわかっていただけるとは思いますが、表面しか考えないパヨパヨの中でも輪をかけて薄っぺらい人たちであり、「言い得て妙」なネーミングだとは思います。

 虎ノ門ニュースに上念氏が登場する際にも連呼するのですが、この「世田谷自然左翼」という名前、どう考えても「世田谷自然食品」をもじったものであり、しかも虎ノ門ニュースを運営しているのは、「世田谷自然食品」と同業者である「DHC」なんです。そりゃ~僕みたいに引っかかる人も出てくるでしょう。上念氏の気持ちは痛いほどわかりますが、そこはもう少し抑えた表現を使うべきだと思います。

「パヨセレブ」とか。